応援するのは良いとして

R/Eさん
世の中には知られていないフィギュアもある
http://blog.goo.ne.jp/st-mzl-2-6/e/c03e5c96af086e689e2b1144b038faa0

現在売っているミクロマン200Xのシリーズは実はベータミゼットよりも後発で、その構造やコンセプトはこれに相当影響受けていると言われています。タカラトミーの開発者さんはその事実を否定してますが、この開き直りは典型的な贋作者のパターンですね(^^)素直に影響受ていると言っておけば好感度も下がらないでしょうに・・・。

ベータミゼット(およびその後継商品εミゼット)はもちろん私も応援しているのだが、だからと言って現行ミクロマン200Xシリーズを根拠も無く贋作呼ばわりするのはいかがなものだろうか?


■構造について
→ミゼット素体とミクロマン素体は実はほとんど構造上の類似点は無い。肩関節と股関節のボールジョイントくらいだろう。
関節にボールジョイントを使用する玩具はトランスフォーマーG2のフルポーザブルあたりから使用されているわけだから素体の構造上ミゼットから影響を受けている部分はほとんど皆無と言って良いです。
また、ミクロマン200Xは販売こそベータミゼットの後発ですが、開発はレッドパワーズ展開終了直後から進められてきたものなので、「ミクロマン200Xのシリーズは実はベータミゼットよりも後発」なので「相当影響受けている」というのは少し見当違いです。


■コンセプトについて
→おそらくミゼットと最もコンセプトが近いミリタリーフォースなどの素体にジョイントで装備品(ミゼットで言うジャケット)を着せるというコンセプトを指しているんだろうと思うのですが、この方式自体がバンダイの聖闘士聖衣体系などのクロス系玩具で確立されたコンセプトなので、ミゼットから影響を受けたというのはほとんど言いがかりに近いです。
そもそもマシンフォースやミリタリーフォースなどの3mmジョイントは昭和ミクロマンにおける5mmジョイントでの有形ブロック遊びをダウンサイズしたものなので、昭和ミクロマンから受け継いだコンセプトなのです。
そして3mmジョイントの発祥がミゼット由来かと言うとこれもNOです。レッドパワーズの時代に既に3mmジョイントが採用され、レッドパワーズ素体の各所には3mmジョイントが装備されています。
そしてレッドパワーズの後期商品ではシャイニングテクターという3mmジョイントを使用した装着遊びが出来る商品が存在します。もちろんベータミゼット発売前の商品です。
シャイニングテクターはシャイニングアーサー他4体のミクロマンの装備品を全て合わせると一人分の強化装備になるというもので、むしろベータミゼットのジャケットにはこちらの方が近いコンセプトの商品でした。
ちなみにシャイニングテクターはこんなのです↓
http://ra.sakura.ne.jp/~kaiser/micro/LEDpower/L_22.html


つまり開発者が否定しているというか、客観的に見てミクロマン200Xがベータミゼットの構造やコンセプトに「相当」影響受けているという「事実」自体無いんですよ。
現在ほとんど新製品の開発がデザイナーの江成氏の個人プロダクトみたいな感じになってしまったミゼットを応援したいという気持ちは解りますが、ミゼットを応援する事と、類似商品であるミクロマンを貶めるのは違うんじゃないんですかね?